カンマーフィルの「ブラームス1番」   

昨日録画しておいたパーヴォ・ヤルヴィ指揮のカンマーフィル
ハーモニー管弦楽団の演奏から、とりあえずブラームスの
「交響曲第1番」を聴きました。

前回このオケを生で聴いた時は、指揮者と奏者の一体感(信頼と愛情
がいっぱい)ある演奏と躍動感に痛く感動したのだけど、今回テレビ
で奏者が大写しになっているのを見ると、奏者の動きが大きくて
ちょっと疲れ気味、時々目をつぶって音だけを聞いたりしてみました。

そこで再認識。もちろん演奏は素晴らしいのだけど、やっぱりオケ演奏
は客席で全体像を見ながら、生で聴くのが一番なのねと。 
(演劇やオペラはまた違うけれど)

ところでこの楽団、いつも編成が小さいのですが(昨夜も弦楽器は
5,4,3,3,2)演奏前の解説では、

「特徴は室内楽的なアプローチで、一人一人が室内楽を演奏する
ように高い自発性を持って演奏すること」「徹底した時代考証を
ふまえつつも、実験的でモダンな演奏が持ち味」と、なーるほど。

さらに、聞き終わって、ブラームスだったらもう少し奏者を多く
して、もう少し厚い演奏で聴きたかったなという私の感想に
ヤルヴィ自身の解説に答えがありました。

「ブラームスの作品はスケールが大きく重厚だというのが定説
でしたが、カンマーフィルと演奏するうちに、私のブラームス感
は大きく変わりました。今はブラームスにもっと細やかで琴線に
振れる瞬間を感じる。単に重厚で威圧的な音楽でなく生き生き
とした多層的な音楽になる。しなやかなアプローチには適切な
サイズのオーケストラが必要です。」と、なーるほどそういう
意図もあったのね。

話変わって、先日京都のマスターズオケでN響の奏者の指導を
受けた時「ヤルヴィーさんの指揮を皆さん期待しておられ
るんですか」と聞いてみたら「僕は彼のお父さんの方の指揮で
弾いてみたいですよ」といっておられました。

早速、ウイキペディアでパーヴォ・ヤルヴィを調べてみると
どのレパートリーの演奏・録音においても、丁寧な音楽作りと
柔和な表情、ニュアンスに富んだデリケートな表現、自然な
息づかいと切々と訴えかけるような歌によって、父ネーメ
との違いを明らかにしている。概して金管楽器を目立たせて
「爆演」に走りがちな父親とは対照的に、弦楽器のしっとりと
した音色や木管楽器のまろやかな響きを強調する傾向にある。」


とあります。今日は長ーい書き込みになりましたねー。

ついでにもう一つ
昨夜のブラ1の冒頭の部分の、パーカッションがえらく際立って
聞こえるなーと思ったら、ブラームスがベートーベンの後の続こうと
作曲に苦悩して壁に頭をぶつけている様子を強調したとか。

色々発見があって楽しかったです。
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by hygge-bo | 2015-02-16 11:22 | 音楽 | Comments(0)

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