小泉さんの原発ゼロ発言   

先日テレビで元首相の小泉さんが名古屋の講演で「原発は今すぐゼロに」との発言
があったと言うニュースが流れました。 「えっ、あの小泉さんがなぜ今その発言?
今まで安全神話のもとに、さんざん原発を進めてきたのは自民党でしょ。」

色々読むと、NHKのフィンランドのオンカロのドキュメンタリーを見たのがきっかけ
ととなり、実際それを視察して「原発ゼロ」の発言に至られたらしい。その経過はこちら
に詳しいです

人間だれしも判断を間違う事はあるかもしれない。しかし間違いに気が付いたら即
改める、そういう態度って大切ですよね。ましてや扱い方によっては、10万年に
渡って人類の生命を脅かす、核燃料、放射能に関係する原子力発電。
安倍さんももっともっと慎重に扱ってほしいです。

稚拙ながら原発に関する私の書き込みを再度二つ載せておくので読んでくださいませ。
「原発と私」12.4.2. 「原発その3」12.4.30(オンカロを含む)

「原発と私」12.4.2
日本では1945年広島、長崎に原爆をおとされ、1954年には第五福竜丸事件で
久保山さんがアメリカの水爆実験で被曝して亡くなられ、原水協から原水禁が分裂し
た頃には、世の中の人々誰もが原爆、原発と聞いただけで、ピリピリしていたような
気がします。

1986年のチェルノブイリの原発事故の時は、遠いヨーロッパの話だけれど、日本
にも放射能が 飛んで来ないか、雨降りには気をつけてとか、少なくとも自分も原子
力と聞くだけでピリピリしていた気がします。ところが福島の原発事故が起きるまで
の10年間位は、いつの間にか原子力利用の安全神話にどっぷりつかって、この狭い
日本に54基もの原発がある事にさえも関心がなかったし、首都圏の電力のほとんど
は、福島や新潟の原発からきているのさえも知らなかったのです。

しかし今回福島の原発事故の内容を知った以上、26年経ってもまだ処理が完全で
ないチェルノブイリの廃棄物のことや、子どもたちの病気被害などを知った以上、
自分でも関心を持って、情報を集めなければと思い始めました。

ある情報では、今地球全体が地震活動期に入っていて、特に日本列島は4つのプレート
がせめぎ合っているので、地球上でもっとも地震が密集する場所だというのです。
ちなみに1970年から2000年の30年間で、震度5以上の地震は、イギリスは0
フランス、ドイツは2回、国土の広いアメリカでも322回、それに対し日本では
3954回も起きているとか。

3.11の地震以降の1年間でも、震度5以上の地震が日本では740回も起きて
いて、前年度までの平均頻度数の4倍なのだそうです。今思うと、こんな地震国日本に
よくもまあ54基もの原発を設置したものだと思うけれど、今までそれに対する反対の
声もあげないで、その恩恵を享受していた自分達にも責任があるので、なんともいえ
ないのだけど福島原発事故の原因解明も済んでいない今、再稼働というのはとても
無理な話だし、使用中も使用後もリスクの高い原発、やっぱり地震国日本では無理が
あるのではと思います。

アイスランドでは、原発に頼らず、地熱や、風水力による発電を実行しているらしい
ですが人口が圧倒的に違うという事情もあるけれど、日本でも、これから育って行く
子どもたちの事を考えると是非とも原発以外の発電の可能性を探ってほしいと切に思
い始めています。

「原発その3」12.4.30
昨日今日とテレビで見た原発に関する番組「世界から見た福島原発事故」と「子供たちへ時任三郎世界電気の旅」について 

 
「世界から見た福島原発事故」では、現在104基の原発を所有し、この2月に4年ぶりに新たな
2基の建設を許可したアメリカと、現在国内の電力の4割を原発に頼っているが、
2034年までに原発を段階的に廃止することを決めたスイスの話でした。

アメリカでは、原子力規制委員会の5人のメンバーのうち。ヤツコさん以外の4人が
賛成し、新たに 建設が決定、これからは原発による電力の輸出にも力をいれるとの
こと。一方スイスでは、100% 安全な原発はないし、問題を次の世代に先送り
してはいけないという事で日本の福島の事故以降大幅な変更をしたのです。
「スイスは日本のように大きな国でないので、一度大きな事故があれば 国は壊れて
しまう」と。日本が大きな国とは、ちょっと意外な発言でしたけどね。

もうひとつの「子供たちへ・・・」の方は、
皆に見てほしいとても良い企画の番組でした。内容は2022年に原発の全面廃止を
決めたドイツと、2050年までに国全体の電力を自然エネルギーに転換することに
したデンマーク。最後に国内電力の1/4を原発に頼っていて、現在世界最大
オンカロという原発
による核燃料廃棄物の処理場(長さ5km、深さ437m)を建設中の
フィンランドの話。

ドイツでは、今の日本と同じく、長く電力供給を独占企業に頼っていたけれど、
チェルノブイリの事故以後、「子供たちの未来のために」というあちこちからの
小さな運動が実を結び26年経った今では、100社以上の電力会社があり、
自分たちで電力会社を選ぶ事が、あたりまえになっているとか。日本の実情とは
大違いですね。(やはりチェルノブイリの事故は日本にとっては他人事と思って
いたのでしょう。でも、でもフクシマの場合はそうはいかない)

デンマークでは40年前(1972年ごろ)原発計画を公表し、1975年には
推進派と反対派がそれぞれ、色んな問題について紙面の半分づつ公平に意見を公表。
1978年には大きな反対運動があり、1985年に原発は作らないと決めたのだ
そうだ。今は風力、太陽光など自然エネルギーが中心、一部スエーデンなどの原発
からの電力輸入などもあると言う。

 
この番組の中で一番印象的だったのは、フィンランドの話。現在フィンランドに
ある4基の原発のうち2基はオルキルオトという所にあり、現在そこに3基めの
原発を2014年に建設予定との事だが、感心したのは、原発と同じ敷地内に
その電力会社の本社があるらしい。日本とはまたまた大違いですね。

また今回初めて知った、フィンランド語で「隠し場所」という意味の2020年
以降使用するため現在建設中のオンカロという核燃料廃棄物処理場のこと
だけれど、ここに120年分の廃棄物を埋める計画だそうだ。そしてその廃棄物
が無害化するのに何と10万年以上かかるというのだ。現在日本では青森の6カ所
村に集められてはいるが、最終の処理場については決まってもいない。

番組ナビゲーターの時任君が「ここまでしないとダメな物を人間は作ってしまった
のですね」とつぶやいていたけれど、その言葉は重い。特に地震大国の日本で、
こういう処理場を作ったとしても、未来の子供たちの安全を守れる保証は何もない。
やはり日本では、原発は廃止する方向で考えた方が良いと私は思います。

by hygge-bo | 2013-10-04 10:24 | 雑感 | Comments(0)

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